断面(ここを
木口といいます)に幾筋もの縦線が見えるでしょう。
それだけの枚数をあわせて幅90cmの板にしているんです。
木目や色を慎重に見ながら寄せ木のように。かなり手間のかかる作業です。
こうすることによって無垢の木にありがちなともすれば重たすぎるほどのうねるような木目によって生まれる強い主張を意図的に弱め、ぬくもりや質感という木の特性を残しつつ都会的空間にマッチする洗練度とクールさを前に出すことができるのです。
この手法はサイズの調整が効くので天板の分厚さを売りとする正方形ローテーブルにおいては非常に有効で、10cm厚も可能です。
こういうやり方も木を生かす1つの方法だと思います。(クルミのみこの方法)