壁幅いっぱいペグボード
まるで絵のよう。
壁幅いっぱいのペグボード、全長4m弱。
日本人の感覚ではせいぜいコートや帽子を掛けるぐらいのものですが『シェーカー 生活と仕事のデザイン』を見ると米国ではスツールや椅子、鏡からキャビネットのようなけっこうな大物まで当たり前に吊り下げるようです。
実用性としては床面積が広がるし、掃除をするときに邪魔になりません。
限られた空間を有効に使う彼らの知恵はわたしたちの生活にも取り入れることができるでしょう。
メリットはそれだけじゃありません。
何の変哲もなく物足りなかった壁を季節ごと、アイディア次第で飾ることができます。
知人のお宅にお邪魔してこんなリースが玄関に掛けてあったら
あまりの素敵さ、おしゃれな感性に感激しますね。
ペグのピッチについて
ペグのピッチ(間隔)は今回は約35cmとしましたが用途、設置場所などによって変更可能です。
コードを並べて掛けたとき、どれぐらいまで重なりを許せるか、あるいは重ならないようにするかなど具体的にイメージしてみてください。
見た目的にはある程度近いほうが様になるけど、使い勝手的にはそこそこの間隔があったほうがいい。その兼ね合いです。
ペグについて
1本1本のペグの長さの標準は6cm。今回は7cm、ご希望どおりにお作りします。掛けるモノによりますね。
材料にはナラを使いました。ボードのほうはともかく重いものを吊り下げるわけですからペグは硬い木であることが必須で、ナラのほかメープル、ウォルナット、ブナ、チェリー、タモ、ブナ、チークからお選びください。
ボードについて
1枚の板から作るので切れ目はありません。逆にいうとご希望の長さの材料が用意できない場合はお作りできないこともあるということです。
木の種類はペグと違っても構わないのですが基本的には同じ木です。でも例えばボードはメープルでペグはウォルナットなんて組み合わせも面白そうです。
取り付けについて
無垢の木ですからペグボードそのものもそれなりに重いうえに、掛けるモノの重さも加わるのでよほどしっかりと取り付けなければなりません。
既にお住まいのお宅にお付けすることも可能ですが、その場合は壁裏にある芯材(間柱、柱)の位置を把握し、そこをめがけてビス止めをします。
一番おすすめなのは新築あるいはリフォームの内装工事前にご相談いただくこと。
「ここにペグボードを付けるので下地を入れておいてください」とあらかじめ伝えておけば安心ですし、取り付けまでお願いできれば理想です。
- このページで紹介したペグボードの内容
- タイプ:スタンダード
- 木の種類:ナラ
- サイズ:
- 全体長3805mm
- 前方飛び出し94mm(ペグ長70mm、ボード厚24mm)
- 板幅90mm
- 仕上げ:オイルフィニッシュ