家具にする木を選ぶ(タイトル)

家具にする木を選ぶ
11のポイントを押さえたい

カグオカは無垢の木の家具屋です。 よそと比べて扱う木の種類は多いと思います。 毎日木に触れて感じたり学んだり家具にしてわかること、気づいたこと、ショップでお客さんとお話をして感じたこと、何を気にされているかなど多くの実体験にもとづいてご説明します。

カグオカは1Fが工場、2Fがショップです。 ですからショップへお越しいただけば工場から材料を持って上がるなどして詳しくご説明いたします。カグオカの実店舗

種類別に分類された材料庫。

 

説明の前に。

カグオカがご用意している木のサンプルです。
左がメープルで右がチェリー。

左がチェリーで右がチーク。
手元でわかるっていうのがいい。

疑問が解消します。

この椅子に合う木は何か?

一目瞭然。
木の家具の検討には必携ともいえる。

 

しっかり検討したいなら
サンプルをおすすめします。

 
家具にする木を検討する際にとても役立ったと多くのお客様が声を揃える木のサンプルをご用意しています。 説明を何度聞くより実物に勝るものなし。 木目も色も手触りも重さも質感もよくわかり、複数を比較することもできる。 サンプルを手にこのページを読むのがベスト!

オンラインショップ

 
 
これらのポイントにそって検討すると木を絞り込めます。 重視するポイントを複数挙げ、優先順位を付けてください。 例えば一番こだわりたいのが色、第2がイメージと雰囲気、第3が床のフローリングや他の家具との相性だとするとまず最初に好みの色の木を3~4種選びます。 つぎに雰囲気で2~3種に絞られ、最後に相性を考えればおのずと木が決まるという具合。

選ぶコツは重視するポイントの優先順位をつけること。

左がウォルナットで右がメープル。
こんなにも違うんです。

 

(1)木の種類を知る

カグオカが家具にするのはこの11種類、それぞれに魅力があります。
どんな選択肢があるのかを把握することが第1歩。
無垢のメープル

メープル

他の木に比べれば白とも言えるほど明るい木肌。 厳密に言えば薄いクリーム色。 ややピンクがかっていることもある。 衣服や肌がよく触れるような家具(例えばスツール)は経年変化でアメ色に。 上品で清潔感がある。 イメージは無地のキャンバス、合わせるチェアや食卓上の食器の美しさを際立たせる。 時としてシルクのような光沢を放つ。 手触りはつるつる。 材質はとても硬く、重い。


メープルの家具を手にされたお客様のご感想
ユーザーレビューから)

「床のメープル色と合わせました。 同色になってしまいどうかな?とも思いましたが、下にラグがあるため違和感が無く、部屋も明るく見え大正解です。 他にメープル材は手触りが良いのもいいですね」(S・Sさん)

「妻の希望でメイプルをオーダーしました。 部屋全体が白系で統一されているので同じ白い木でどうかなとも思いました。 また私自身はメイプルというとかちっとした固い材というイメージがあったのですが置いてみると柔らかい風合いを醸しだし部屋全体での色合いのバランスを取りつつも質感とデザインで存在感もあり満足しております」(J・Sさん)

「個人的な好みですが、メープルが好きで、ほかの家具もメープルのものを使っています。木目が美しいのと、白っぽい色がアメ色になっていくのがすてきだと思っています」(H・Iさん)

「色合いが良く、ナラ材の床とメープルとの調和がいい感じです」(Y・Oさん)

「メープルが明るい色であることもあり、これがあるだけで、とても部屋が明るくなり、特に朝の光の中の美しさは格別です。 8ヶ月たつので、最近、飴色に向かってわずかに色が入って来たかなあという感じになってきました。 木がかたいので、今のところ、傷一つありません。 みなさん書いていらっしゃいますが、感触も木そのままのすべすべした手触りなので、本当に気持ちがよくて癒されます」(Y・Sさん)

「はじめてメープルの家具を手にして大変嬉しく思っています。 我が家は新婚以来ずっとパインの家具で揃えていたのですが、カグオカのHPを見てメープルデスクに一目ぼれし注文させていただきました。 このデスクは立ち姿もメープルの木肌もとても素敵ですね」(K・Sさん)

「ブナと迷いましたがメープルの方がデザインが引き立つというか、キリッとした印象でとてもいいです。経年変化でアメ色になるのも楽しみです」(K・Aさん)

メープルで作った家具

無垢のチーク

チーク

高密度な焦げ茶色。 光の加減では黄金色に輝く。 経年でさらに色濃くなり、ツヤが加わる。 手触りはしっとり。 落ち着いた雰囲気は1、2を争う。 硬さと重さは上の下もしくは中の上程度。年々希少性が増す最高級材で、しかも扱っている家具屋も少ない。


チークの家具を手にされたお客様のご感想
ユーザーレビューから)

「昼間のテーブルの表情も素晴らしいのですが、PHランプ(ダイニングルームの照明)の明かりが当たったテーブルの表情が何とも言えません。 チーク材にしてほんとに良かったと思います」(H・Iさん)

「特筆すべきはチークという素材の素晴らしさです。 初めて見たのになにか懐かしいノスタルジックな印象で手にとるたびに温かい気分になります」(T・Sさん)

「チークの色・質感・風合いは予想以上にすばらしいです。なんでこんなにすべすべなのか不思議です」(K・Sさん)

「木肌は悩みました。岡本さんに現在のお部屋の様子を写真に撮り送らせてもらい意見をいただきました。 その中で選択したのが、チーク!! 高級木材といわれてますが、どうせ買うならチークを!!」(M・Jさん)

「美しいチークは、現在入手が困難で、希少になりつつあると伺っています。 実際、チークでしっかりとした家具を作って頂ける所には、なかなか辿り着けませんでした。 木肌はブラックチェリーのように滑らかではなく、多少ざらつきのある感じです。 ただし、表情は落ち着いていて、優しいだけではないかっこよさを感じます。 木目によって表情が随分と変わる特徴ある木だと思いますが、カグオカさんは、よく選び抜かれた美しいチークで仕上げて頂ける、数少ない作り手ではないでしょうか」(M・Tさん)

「チークにして本当によかったです!あまりの美しさに溜息しか出ません。何回見ても見飽きる事がないです。なんて表現したらいいのでしょう、風格があるというか…」(C・Hさん)

「長年憧れていたチーク。家を持ったら必ずチークのテーブルをと決めていました。肌触りが優しく、みんなでよくスリスリ撫で回しています。オイル塗装を繰り返し、経年変化していく様子が今から楽しみです」(R・Mさん)

チークで作った家具

削り立てのチークは明るい。
経年で色濃く。


無垢のウォルナット

ウォルナット

独特な濃い色。 黒でもなくグレーでもなく、濃い茶に紫が混ざるというか灰色が混ざるというか。 雰囲気は男性的で精悍、力強い。 空間を引き締める力を持つ。 適度に硬く重い。 チーク、マホガニーとあわせ世界三大銘木に数えられる優良材。 現在、中国での需要増大でさらに価格上昇中。


ウォルナットの家具を手にされたお客様のご感想
ユーザーレビューから)

「柔らかい肌触りと落ち着いた色味が気に入ってます。10年20年経ったときの表情が楽しみです。 床のフローリング色がウォルナットなのですが、良い組み合わせだと思っています」(Y・Hさん)

「ベンチの材をウォルナットにしたのは色です。待合いをスタイリッシュにするのは良いのですがお年寄りも多く来られます。 何か落ち着かないではそれも申し訳ないので渋めのこげ茶で待合いを引き締める。その役割も担ってもらっています」(Y・Yさん)

「私は大好きです。とにかくこの濃い茶色がとても好きで落ち着きます。 我が家にある家具の中には価格の安い合板(?)ウォルナットのものもあるのですが、本物とのちがいに驚きます。 娘に本物を贈れたことは幸せです。誰より私自身が一番喜んで幸せにひたっているところです♪」(M・Sさん)

「色合いは重厚でしっかりしていて、とても落ち着きます」(T・Mさん)

「最近色が濃くなって、渋みが増し大人の雰囲気」(M・Tさん)

「木はウォルナット、色といい、木本来の自然な風合いが最高です」(E・Iさん)

ウォルナットで作った家具
「ウォルナット」か「ウォールナット」か?
スペル的、発音記号的そして個人的好みとしてカグオカではウォルナットと呼んでいますが、他ではウォールナットと延ばしているのをよく見かけます。 ずっと気になっていたのですが村上春樹が『うずまき猫のみつけかた』の中で美味しいと言っているwhole wheat walnut bread、この日本語注釈をホールホイット・ウォルナッツ・ブレッドとしているのを読んでちょっと心強く思っているところです。

ウォルナットのウッドブロック。
手元で見るとその色味の独特さがわかります。


無垢のチェリー

チェリー

経年による色変化がもっとも著しい木。 当初は明るく鮮やかなオレンジ色、それが日に日に色づいて数年後には濃いレッドブラウンに変貌する。 赤味のある木肌ゆえ雰囲気は華やか、色濃くなるとともに落ち着きが増す。 適度な硬さと重さ。 ブラックチェリーとも呼ばれる。 この別称は木肌が黒いチェリーがあるわけではなくこの木になる実、サクランボなわけですが、この実の色が黒いことに由来するもので、色の黒いチェリー材があるわけではない。


チェリーの家具を手にされたお客様のご感想
ユーザーレビューから)

「我が家のフローリングに合わせて暗くもなく明るすぎず、木目がキレイな重厚感のある木を岡本さんにお願いした結果、チェリーに決定しました。 陽にあたると輝いています。チェリーは日に日に深みを帯びてくるとのことで日々の成長が楽しみです」(Y・Tさん)

「当初はナラでお願いするつもりでしたがお送りいただいた木の見本を実際に見て、触った娘のたっての希望でチェリーをお願いいたしました」(K・Kさん)

「最終的にチェリーを選びましたが、届いてみてとても可愛らしい雰囲気だったので子供部屋にぴったり、正解だったなと思います。 また、手触りがビックリするくらいすべすべして気持ちいいのです。木の節々感、ささくれ感が全く感じられなくてビックリしました」(M・Sさん)

「チェリーは木肌の色が変化する」と話には聞いていましたが本当に変化が分かりやすく、そのことを感じることでこのテーブルと重ねてきた、またこれから重ねていく年月を改めて思い愛着もより深まっていくのだろうなと感じています。 手触りも「ツルツル」ではなく「すべすべ」のところが木ならではの良さですね。(A・Eさん)

「明るい感じで窓から陽が差し込んでくると、とても綺麗な色に見えます」(A・Tさん)

「チェリー材は大好きです。和洋関係なくしっくり馴染み、オレンジ色が部屋に温かみを増してくれます」(Y・Sさん)

「色の変化の速さにびっくりしました。引っ越すまでの少しの間、段ボール紙をテーブルの上に置いたままにしておいたらうっかり日焼け跡が残ってしまったのですが、今ではまったく気になりません」(T・Kさん)

「チェリーは、今住んでいる家のダイニングテーブル、椅子、テレビ台などもチェリーのオイル仕上げで統一してあるので、統一感があり好きです。 特にチェリーは色の変化が楽しめるとのことなので、楽しみです」(S・Aさん)

「もともと木の家具が好きなのですが、あまり薄い色だと部屋の印象がぼけてしまうし、濃すぎると重たい雰囲気になるので、経年による色の変化も考えて選びました」(M・Nさん)

「チェリーにして良かったです。色、手触り、やさしい雰囲気がします。発見だったのが、夜、ダウンライトの明かりがチェリーのちゃぶ台に、とてもよく映えるのです。 おかげで、ご飯が美味しそうに見えるんですよ(笑)」(C・Iさん)

「私(夫)の強い希望でチェリーに決定。(妻はクルミも良かったようです。) オレンジ色がとても魅力的でした。できたら色合いが変わらなければ良いのに…。 1年半を経過し、購入当時の写真と見比べるとやはり色合いが変化しています。 だいぶ茶色が濃くなってきています、これもいい色!経年変化を楽しみます。 ほかの家具や床などとも自然に馴染むようになりました」(A・Mさん)

「手ざわりはなめらかで雰囲気はとてもよいです。変化もたのしみです」(A・Mさん)

「なめらかな木肌とうっすらオレンジがかった色味がきれいな木材です。 ダークブラウンの床色にもよく映え、また、ビーチ材の椅子と合わせたことで、届いた当初は部屋全体が明るい印象になりましたが、2ヶ月ほど経過した現在、だいぶ落ち着いた色味になってきました。 届いた当初はビーチ材の椅子とほぼ変わらない明度でしたが、現在では明らかに色味が異なり、レッドブラウンに近づきつつあります。 最初の初々しい色味もさわやかで好きでしたが、今は今で気に入っております」(F・Mさん)

「チェリーも木のサンプルを見てすぐ決まりました。リビングの家具もテーブルのことを考えて前もってチェリーにしていたので統一感がでました」(Y・Yさん)

チェリーで作った家具

上がメープル、下がチェリー。
ともに削り立て(経年変化前)。


無垢のクルミ

クルミ(オニグルミ)

灰がかった茶色をベースに時にオレンジ、時にピンクが加わる木肌。 イメージとしてはミルク少なめのミルクティ。 経年変化は基本的には少しずつ黒味を増していくが、使用状況や環境、個体によってはチークと見まがうほど色濃い茶褐色になることもある。 少し毛羽立ったような手触り同様なあたたかでやさしげな雰囲気を持つ。 材質は広葉樹の中ではやわらかく軽い部類。


クルミの家具を手にされたお客様のご感想
ユーザーレビューから)

「クルミを実際見たことがなかったので、出来上がりを楽しみに待っていたのですが、思っていた温かいイメージのものでした」(N・Tさん)

「木の種類についてはすごく悩んだのですが、温かみがある、子供の家具に使われているのをHPで拝見し決めました。 実物は…、第一印象がかわいい~です。 肌触りもつるつるしすぎないで、いい感じです。 次の日さっそく子供たちがお絵かきをし、筆圧でテーブルにへこみがついたんですが、しばらくするとへこみは消えてました! これが無垢ということなんでしょうか?」(M・Wさん)

「購入前はクルミ独特の少しひっかかりのある手触りにとまどい、クルミの材質に決めるのに勇気がいりましたが、いざ家にやってくると全く気になりませんでした。 現在4ヵ月が経ち、手触りもだいぶさらさらになり、この変化にますます愛着が湧いています。 やわらかな木の色あいの効果か、部屋がほっこりした雰囲気になったように思います」(M・Fさん)

「クルミはミルクティをイメージするような木です」というサンプルの説明のとおりだと思います。やさしげで穏やかな印象でとても気に入りました。丸テーブルのデザインにもしっくり合っています」(K・Nさん)

クルミで作った家具

無垢のナラ

ナラ(オーク)

ダンボールの色を少し薄くした感じ。 肌色にも近い。 穏やかな中にも力強さも感じさせる。 数ある木の中で色も木目も中の中という位置付けなため空間に溶け込みやすく、和洋どちらにも合うのでコーディネートはしやすい。 材質は硬く重い。


ナラの家具を手にされたお客様のご感想
ユーザーレビューから)

「ナラ、我が家の内装にはとてもいいカンジです。やさしい色。おおらか木目。正直、サンプルをみてかなり迷いましたが」(T・Sさん)

「ナラの色は明るくナチュラルで、和にも洋にも、どの色にも似合います。木目も美しくはっきりとしています」(M・Kさん)

「木目がハッキリしてるけどでしゃばり過ぎない感じが気に入っていて我が家の床材でも使用してます。 床同様「未晒し蜜ロウワックス」でメンテしてやるとどんどん家の一部の様に馴染んでくるんじゃないかと期待してます。硬い材だけど柔らかい形とオイルフィニッシュのおかげで優しい自然な肌触りですね」(T・Sさん)

「注文前にいただいていた、木のサンプルがとても参考になりました。 やはりHPのイメージだけでは分かりにくいところもありますし、注文してから、「やっぱりあっちがよかったかも」と思わずに済んだので。 ナラ、重厚で、それでいてやさしい、おおらかなイメージ、というのがぴったりでした。 和風にも洋風にも合います。うちはリビングの中にたたみコーナーがあり、和洋折衷という感じなのですが、どちらの雰囲気にもピッタリ合っています。これから少しずつ色の変化を見るのがとても楽しみです」(A・Kさん)

「ナラ材はなんとなく謙虚な佇まいで、室内になじむのでおすすめです。同じナラ材のYチェアと使っています。 ただ木肌や模様は場所によっては少し粗かったり個体差も結構あると思います。滑らかな木肌が好きな方はチェリー材やチーク材の方がいいのかな?という気もします。(あくまで個人的な意見です)」(M・Hさん)

「ナラ材の落ち着いた色調が床のコルクと思いがけず合いました」(C・Iさん)

「適度な硬さもあり色もやさしい感じで他の家具とも合わせやすい」(K・Eさん)

「木目がハッキリしていてザラッとした手触りです。 北欧やナチュラルなインテリアが好きなので選びましたが、和風な感じにも合いそうだなと実物を見て思いました。The 木 ! という感じです。きれい目よりは自然な野性的な感じ」(N・Mさん)

「今回ナラを選んだ理由は、ダイニングテーブルとダイニングチェアがナラ材を使用したものであり色合いの統一を図りたかった事が一番の理由ですが…。 元々ナラ材家具の購入を決めたのは頑丈さ、落ち着いた色合い、木目の穏やかさです。ブラックウォールナットとでかなり悩みましたが、最終的に明るい色を選択しました」(N・Tさん)

「同じくナラ材・オイル仕上げのYチェアとよく馴染む。色合い、風味などかなりマッチする」(H・Aさん)

ナラで作った家具

ナラのウッドブロック。
ずっしりと無垢の木らしい重みを感じます。


無垢のブナ

ブナ(ビーチ)

ブナには色の濃度に幅があって、白に近いものからピンクが強いものまである。 ピンク系を「ピンクブナ」、白系を「白ブナ」と呼んでいる。 ピンクブナには赤ちゃんの肌のような淡いピンク色をしているものから、かなり濃いピンク色をしているものまである。 白ブナはまったくの白ではなくて黄色味を含むクリーム色。 ピンクブナと白ブナ、別モノではないのでどっちとも区別がつかない中間的なブナもある。 上の写真はいちおう白ブナだけど淡い黄色とも淡いピンクともとれる。 経年変化でピンクブナ、白ブナとも黄色味が強くなってくる。 材質は硬く重い。 幼児用の木製玩具とかダイニングチェアとかで見かけることの多い木。


ブナの家具を手にされたお客様のご感想
ユーザーレビューから)

「ブナ特有の斑がほかの木と比べて大変よく、とても気に入っています。 また、色合いもピンク色で部屋の雰囲気にもマッチしており、今はブナを選択してよかったと大変実感しています」(T・Mさん)

「木の種類はクルミかブナでかなり悩みました。サンプルも送っていただき家族みんなで話し合ってブナにしました。(クルミもかなり見てみたかった・・・) ブナは木目も美しく、キメが細かいというか密な感じで表面もすべすべしていて気持ちいいです。 子供の宿題などもテーブルに直にプリントを置いて書いても大丈夫です。 鉛筆の跡もそんなにつきません。 細かな傷はちょこちょこついてますし、円周あたりは(特に子供が使うゾーン)、鉛筆の汚れなどでグレーっぽくなってきたりしてます」(E・Uさん)

「テーブルではあまり見かけない素材なので、オーダーしてよかったと思っています。 薄い色なので、部屋の中がパッと明るくなります。Yチェアもブナ材にしましたが、色はテーブルよりピンクがかっていました。これから少しずつ色が変わっていくのが楽しみです」(N・Iさん)

「yチェアやソファ(デイベッド)もブナ素材なので部屋に統一感が出ました。海外のブナ家具とはやや色味が異なりますが。ブナは色が明るめなので、部屋の「明るさ」upに貢献してくれています」(N・Mさん)

ブナで作った家具

無垢のクリ

クリ

黄色と茶を混ぜ、さらに灰色を加えたような色合い。 うねっていて主張が強い木目と合わせ、見た目に渋さを感じる木。 和の空間に似合う。 クリは大黒柱なんかに使われるからさぞと思いきや、材質は数ある家具材の中においては意外にもさほど重くなく硬くもない。

クリで作った家具

無垢のタモ

タモ(アッシュ)

薄い茶色に黄色味を加えたような木肌。 見た目は日々触れている家具職人ですら見間違うことがあるほどナラに良く似ている。 雰囲気はナラが雄大なのに対してタモは親しみやすくカジュアルな感じ。 手触りはさらさら。


タモの家具を手にされたお客様のご感想
ユーザーレビューから)

「雰囲気がパインのフローリングとも非常に良く合います」(K・Mさん)

タモで作った家具

無垢のパイン

パイン

ほのかな黄色ベースに薄いオレンジの木目模様がのるような木肌。 経年で全体に色濃くなる。 材質はやわらかく軽いのでパインの家具にキズや凹みはつきもの。 味わいとしてお楽しみください。

パインで作った家具

無垢のホオ

ホオ

灰色もしくは薄い緑色の木肌。 手触りは滑らか。 材質は軽く、また彫刻に用いられるほど緊密で加工がしやすい。 写真はチェリーの引出付きテーブル。引出部分がホオ。

滑らかな手触りのホオ。引出の内部材としてこのうえない。

 
ここで説明したそれぞれの木の種類の特徴について、木は自然物なので個体差があり同じ樹種であっても色や木目にはある程度の幅、個体差があります。 したがってご紹介した画像はあくまで1例とご理解ください。

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(2)適性で選ぶ

木には無数の種類があり、柔らかいものから硬いもの、中身がスカスカなものから密に詰まっているものなどさまざまですがカグオカで使っている木は材質的にどれも家具向きでテーブルにも椅子にもチェストにも何にでもなるという木ばかりです。 クルミ、パインは柔らかい木なので長年家具として使っているうちに無数の傷や凹みがつくと思いますが、それも味のうちと受け止めることができる方にはより一層愛着が増す木といえます。
テーブルにでも椅子にでも万能なグループチーク ウォルナット チェリー メープル ナラ ブナ クリ タモ


注釈付きのグループクルミ パイン : テーブルにするには少々柔らかい。詳しくは硬さで選ぶをご覧ください。

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(3)色で選ぶ

家具を置くスペースの壁、床、カーテン、他の家具の色などとの関係を見ます。 特にテーブルなど大面積を占める家具は部屋の雰囲気を左右するので慎重に。 色には相性の良い悪いがあります。 同系統の色を選ぶのがコツです。

チェリーは最初かなり明るいオレンジですが徐々に落ち着いたダークブラウンに。 単純な塗りつぶしの茶色ではなく透明感がありさらに赤が含まれている感じ。 それはそれは味わい深い色で、人気のある理由がわかります。 クリーム、モスグリーン、グレーなどのファブリックと合わせるときれいです。

初め白い木肌が使い込むうちに黄色系に変色、さらにツヤ光りがプラスされたアメ色になるのはメープル。 他の木と比べると白といって過言ではないですが、実のところ淡いクリーム色をしていて、経年で黄色味が加わります。 赤いカーテンやソファ、グリーンやダークグレーのファブリックなど濃い目の色とよく似合います。

根強い支持のあるナラの木は家具が出来たての時は肌色、徐々にダンボール紙のような色合いに変化します。

またコントラスト(色の濃淡)も忘れられない要素です。 床や壁などの部屋の色と濃さの違いがはっきりした木を選ぶとメリハリがついて印象がすっきりします。 文句なしに濃いのはウォルナット、チーク。チェリーも濃いほう。 これらの木は白系、ベージュ系の壁や床と合わせると見栄えがする。 薄いカラーが基調のインテリアには濃い目の色の家具を置くとアクセントになります。 木と木のコントラストについてはこちら。
チークの材木です。 ひとことでチークと言ってもいくつも種類があって質の高低はまちまち。 カグオカでは最高グレードのミャンマー産チークを使っています。
 

経年変化

エージングともいいます。 無垢の木の色は樹種を問わず年月とともに変化します。 その程度は家具が置かれた環境や使用状況によって異なりますが1つの例外を除いてすべて色濃くなるとお考えください。 例外とはウォルナットです。この木は最初からひときわ濃いのですが時間とともに淡くなります。 色だけではありません。全体の雰囲気がいい具合に枯れ、深い味わいを感じることができるようになります。 これこそ無垢の木ならではの魅力です。 
経年変化が著しいチェリー
こんなにも変わるんです。家具を届き立てのときは明るく初々しいオレンジ色をしていたのが数日後には濃くなっているのに気付きます。 写真は手前が削りたて、奥が4~5年経過したものです。深みのある赤味をおびた褐色(レッドブラウン)。
チェリーの経年変化の前と後
 
チーク
家具出来立て明るい茶色に焦げ茶が混じる。角度によって黄金色に輝く。

経年変化後密度の高い茶褐色。黒味を帯びたツヤを放つ。
ウォルナット
家具出来立て黒と焦げ茶と紫がまざったような濃色。時に黒味が強かったり、赤味が強かったりする。

経年変化後他の木だと濃くなるなかで、ウォルナットだけは淡くなる(パンチが弱くなる)感じ。
チェリー
家具出来立て初々しく明るく鮮やかなオレンジ。

経年変化後赤味がかった茶色、レッドブラウンに変貌。その色変化の早さは想像以上。特に最初の頃は1週間で違いがわかるほど。
メープル
家具出来立てほんのりピンクあるいはクリームがかった白。シルクのような光沢がある。

経年変化後白さに少しずつ黄色味もしくは黒味が加わっていく。椅子など衣服や肌が触れる機会の多い家具だと透明感のあるアメ色に。
ブナ
家具出来立てピンクブナは淡いものからけっこう濃いピンクまで幅がある。淡いピンクは乳児の肌のよう。白ブナはメープル並みに白い。

経年変化後ピンクブナはピンクが消え、薄い黄色に。白ブナはメープル同様に黄色味が増してくる。
ナラ
家具出来立てベージュ、肌色、ケント紙のような色合い。

経年変化後焦げ茶と黄色が少しずつのってくる感じ、ダンボールの色合いに薄く黒味をかぶせていくような。
クルミ
家具出来立て茶とオレンジがまざったような。混ざり切らないミルクティのような色合い。

経年変化後基本的には濃さを増していくが、使い方や個体によってはチークと見まがうほど濃い茶褐色になることも。
クリ
家具出来立てくすんだ淡い黄土色。

経年変化後色濃くなって灰味が増す。渋い。
タモ
家具出来立て明るい黄色系の茶色。

経年変化後明度が減って落ち着いてくる。濃密な黄色になる感じ。
パイン
家具出来立て淡く明るい黄色。

経年変化後黄色味が強くなり、ツヤが出る。
自然物ですから個体差があるうえに用途や使用頻度、環境にもよって色に違いが生じます

ナラのスービー、使用前、使用後。
左は作業場で長年使ったもの。相当ハードな環境です。
右は出来立て。
ナラスービーの経年変化の前と後

色が濃い木は?

この4つでしょう。最初から濃いのはチークとウォルナット、最初は明るいけど経年でかなり濃くなるのがチェリーとクルミ。 チークとウォルナットの濃さは系統が違います。片や焦げ茶のチークに、濃い茶に紫あるいは灰色が混ざるウォルナット。 経年後のチェリーは赤味を帯びた茶褐色、クルミはチークと見紛うほどの焦げ茶になります。

チークウォルナット経年後の
チェリー
 
経年後の
クルミ
 

明るい木は?

図抜けているのがメープル、つぎがブナ、パインかな。 年月が経ってもさほど濃くならないという意味ではナラ、タモもこのグループに加えてもいいかも。

メープルブナパイン
 
ナラタモ 

渋いといえば?

クリ一択です。単なる茶色や黄色ではなくグレーが混ざっています。 成分にタンニンを多く含んでいるので特にテーブルとして長年使っていると木が経年によって色濃くなるのと同時にうっすらと黒ずんできて、渋さに磨きがかかります。

クリ

ナチュラルカラー

「好みはナチュラルカラー」とおっしゃるお客さんがいらっしゃいます。 無垢の木はどれもナチュラルなものだから戸惑うこともあるのですが、ウッドブラインドとかフローリングとかでナチュラルカラーと呼ばれているものはわたしが見るに経年後のブナあるいはメープルの色をイメージしているように思います。

経年後の
ブナ
経年後の
メープル
 

アメ色とは?

家具の世界で言うところのアメ色のアメとはカンロアメだと思います。 透明系だけど黄色味を帯びていて鈍いツヤがある。とすればもっともそれらしいのは年季の入ったメープル。

メープル

仕上げ方法による経年変化の違いについて

オイルフィニッシュ使い込むほどに色づき、ツヤが出て、メンテナンスなど気をつかってやれば味わいが深まる。そう、そんなところは革製品にそっくりです。木そのものの経年変化に加えて、衣服や身体が擦れることで黒ずんだりツヤが出たりして風合いを増します。


ウレタン塗装水にも熱にも気をつかうことはない。いつもピカピカ。しかし使っているうちに輝きは失われていく。エナメル製品みたいに。ウレタン塗装をしていても木の色は経年変化します。

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(4)木目で選ぶ

木目の強弱は好みが分かれます。パインなどの針葉樹、クリは木目の主張が強い。 はっきりとした模様があるうえにうねってる。 弱いのはメープル、ブナ。木目として気にならないレベル。 中間的なのはナラ、チェリー、ウォルナット。 木目はそこそこあるんだけど色合いに溶け込んでさほど目立ちません。 クルミは木目というより模様といったほうがいいような感じ。タモはやや強いかな。

また木目には板目と柾目があります。丸太の切り方によって生じる違いで、どの木にもあります。 両者を並べた場合、板目のほうがにぎやかで柾目はおとなしい。板目と柾目の説明はこちら
メープルの材木です。ハードメープルともいわれます。その名のとおりとても硬い。 清潔感のある白い木肌は使い込むうちにツヤのあるアメ色に。

これがクリ。
木目がうねっているでしょう!

どうしてこうなるかっていうと、平地で天まで届くようにまっすぐに伸びた木というのは製材したときに同じタケノコ形の木目が出るにしても左右対称に整っているけれど、逆に山林の傾斜地に立って他の木とせめぎ合い光を求めて枝を四方に突き出すような育ち方をした木は非対称な木目になる。 クリは植林されるような類の木ではなくて、分け入った山から切り出してくることが多いから木目が複雑に曲がっているのが一般的というわけ。
これはナラ。クリに比べるとおとなしいのがわかります。家具になるようなナラの木は背高く育つから木目もおおらか。

メープル。
木目はあるのだけれど木肌が白くて明るい分、目立たない。

そしてクルミ。
いかにも木目って感じではなくて濃淡というか、模様というか。
 

板目と柾目

家具の作り手が常に意識しているのが木をどの向きで使うかということ。 向きによって材としての性質が違うし、木目の現れ方も異なるからです。 木は丸太の切り方によって板目(いため)、柾目(まさめ)に大別されます。

向かって右、タケノコ形の木目が出ているのが板目。
向かって左、平行な直線が幾筋もあるように見えるのが柾目。

これが板目。

みなさんが木目と聞いてイメージするのはこれでしょう。下は断面の様子。線が横方向であることに注目。
これが柾目。

タケノコや山の形が見えず、まっすぐなラインが目につきます。板目に比べておとなしい印象。 ナラの柾目なのでね、虎斑が見えてます。下は断面。さっきの板目とは違って縦に線が入ってるでしょう。柾目はこうなっています。
チーク。左のほうの木目がタケノコの形、右が平行ライン。 これは板目なのか柾目なのかと迷うでしょう?
向かって左半分程度が板目、右半分が柾目になっています。いわば木目が混在しています。 このように板目か柾目、実は必ずしもはっきりと2分されるわけではないんです。 立っている木を伐採して丸太になりますね。 その丸太をスライスして板にするのですが、丸太のどの部分をスライスするかによって板目が強く出ることも柾目が強く出ることもあり、また板目と柾目とが混在するような板材になることもあるんです。 それは木の種類を問わない。どの木にも言えること。

なぜ板目、柾目が生まれるか、その理屈はのちほどご説明。

クリの板目。
タケノコが目立ちます。

木の種類によって木目がはっきりしていたりぼんやりしていたり。 でも同じ木、例えばクリにしても木目の主張の強弱はある。これは強い。

ウォルナットの板目。

チェリーの板目。

板目と柾目の板のできかた

家具に使う木がどのように作業場にやってくるかというとまず山などに立っている木が伐採され、枝などを払われて丸太となって製材所に運び込まれます。
右は丸太の断面、基本的にはこのようにスライス。
芯は使えない。キャベツと同じ。
この部分が柾目の板になります。 1本の丸太から取れる部位が少ないこと、しかも幅が狭くなってしまうことがわかるでしょう。
そしてこれが板目。
丸太の直径と同じくらいの幅の板が多数取れる。

ここまで見てきてわかるのは柾目の稀少性。
加えて近年、

木材資源の減少、太い径の木がなくなってきたことによって柾目の板が取れたとしても狭い幅に限られる。 したがって、木のテーブルが欲しいんだけど木目がにぎやかなのはイヤ、おとなしい柾目の木で作って!と言われてもなかなか難しいわけです。
 

虎斑(とらふ)

ナラに特有な木目として虎斑(とらふ)というものがあります。 虎の毛の模様に似ているということからこの名がついています。 ナラの木にいつもいつも現れるわけではなくて板目にはまったく見られず、出るとすれば柾目限定、しかも柾目だからといって必ずしも出るものではありません。

虎斑を手元で見たい方はこちら。
虎斑は柾目に現れるのがわかります。

斑といえば

ナラの虎斑はよく知られていますが、斑(ふ)と言えばブナにも出ます。 虎斑とは違って派手派手しくはなく、ゴマ粒ぐらいの模様が点々と見えます。 決して鼻につく感じではありません。 よく乳児用の木のおもちゃなんかがこんなふうになっているのを思い出す人もいるかな。出る木目としてはナラ同様に柾目です。
 

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(5)重さで選ぶ

重い木は家具にしてもどっしりと安定感があります。 メープル、ブナは重く、つぎがチーク、中間はチェリー、ウォルナット、ナラ、タモ、軽いのはクリ、クルミ、パイン。 クリって重い木というイメージがあるかと思いますが、家具にする木の中に入るとむしろ軽い部類なんです。

家具が大きくなればなるほど木の種類による重さの違いも大きくなります。 例えばカグオカの人気アイテムである丸ローテーブルで直径120cmの場合、軽いクルミだと約25kg、重いメープルだと約34kgと9kgの差!
クリの材木です。広葉樹は重い、針葉樹は軽いというおおまかな区分は正しい。 しかし例外はあってヤニ分が多い松は意外に重かったりする。 そしてクリは重いという先入観に反してけっこう軽いんですよ。
木を分厚く太く使えば重くなるし、薄く細く使えば軽くなる。 我々作り手はまったく同じサイズで作って持ち上げてみるとき、この木は重いなあとか軽いなあとか実感します。
 
チェリー長方形ちゃぶ台を持つ。 これで約9kg。持ち運びできるのが大きな売りのちゃぶ台にとって重さは重要な要素。
 

重くて硬い メープル
 ブナ
  チーク
  ウォルナット
 ナラ
  チェリー
  タモ
 クリ
軽くて軟らかい クルミ
パイン
スギ

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(6)硬さで選ぶ

硬いということは中身が詰まっているということですからね、硬さは重さに比例します。 メープルの硬さときたら! ブナも相当硬い。片やパインは柔らかく表面に傷がつきやすい。 クルミはパインほどではないけれど柔らかい。クリも意外に柔らかい。 紙を直置きして鉛筆でガリガリと書いたときにテーブルトップ、デスクトップに痕が残るのが気になる場合は硬めの木を選ぶといい。 傷も味わいのうちと考えるのが無垢の家具、いい感じに傷がついた家具の魅力がわかる方は柔らかめの木をどうぞ。
ポンデロッサパインの材木です。 外国産の松の総称がパインです。 イエローパイン、レッドパイン、ラジャータパイン…、種類は豊富です。 そんな中で比較的に木目が穏やかなのがポンデロッサパイン(略してPパイン)。
 

紙を直接テーブルに置いて鉛筆で書く場合

下敷き要らずのグループ(とても硬い)メープル、ブナ


上に準ずるグループ(硬い)チーク、ウォルナット、ナラ、タモ、チェリー


微妙に柔らかめなグループ(硬くはない)クリ


字の痕が残るかも知れないグループ(柔らかい)クルミ、パイン
当然、筆圧にもよります。また同じ種類の木でもバラつき(個体差)があります。
クルミ、パインは鉛筆痕が残るといっても横から透かして見れば字の形の陰影がうっすらとあるのに気付く程度です。


論より証拠。クルミで実験。

今夜の献立は…
ふつうの力で書いてみた。

目を凝らしても何も見えない。痕跡ゼロ。

ならばこれでもかと、芯が折れんばかりに筆圧強く書いてみた。

それでもご覧のとおり。
横から透かして初めて見える程度の痕がついたのみ。
いちばん柔らかいクルミでこれ。

結論。柔らかいクルミですらテーブルに置いた紙に鉛筆で強く書いても気になるような痕は残らない

硬い木であっても木は木ですから表面は程度の差こそプラスチックや金属よりは柔らかいし細かくザラついています。 それがわかっている大人は下敷きを使いますよね。であれば木そのものの硬さは問題になりません。
 

ひとくちに硬いといっても

文句なしで硬いのはメープルでブナもそれに近いものがあるのですが、なにげに硬いのがタモ。 加工する際、けっこう苦労するんです。ただ、ひとくちに硬いと言ってもその硬さの種類には違いがあります。
これはメープルの木肌。
白いのがわかるでしょう、というのはさておき、ここではキメの細かさに注目。
これがタモ。同倍率です。

違いがわかりますよね。導管(どうかん)ってやつが無数にある。 こういうのはキメが細かいとは言わない。このように組織レベルで両者は異なるんです。
木の切り口、これを木口(こぐち)といいますが、ここを見ても差は歴然です。

こちらがメープル。さきほどと同様に小さな穴は見当たらず、詰まっていることがわかります。 そうなんです。メープルの硬さは中身が詰まっていることからくる硬さなんです。
一方のタモの木口。細かい穴が見えます。さっきの導管です。 たくさん隙間があるのに硬い。それがタモ。

例えるとメープルは凍った絹ごし豆腐、タモはカチコチのスポンジと言ったところです。

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(7)手触りで選ぶ

クルミは表面が細かく起毛してる感じで暖かで優しい手触りがします。 チェリーはキメが細かく密度が高い感じ、メープルはひんやりツルツルです。 最初こそこのような手触りの違いがありますが、家具として使い込むうちに表面が摩耗してどれもツルツルになってきます。 アンティーク家具を思い出してください。

密度が詰まっているか詰まっていないかによる温度感、ぬくもりを感じるか冷たさを感じるかという木ごとの特徴は最後まで残ります。
チェリーの材木です。 いわゆるブラックチェリー。しかしほんとに黒いわけではありません。 この木になる実、そう、サクランボの色が黒いことからこの呼び名なのです。 削りたては明るいオレンジ色!
木はクルミ。

サラサラとした手触り、
ぬくもりとやさしさを感じます。

ツルツルした手触りの木は?

メープルで決まり。木の組織が詰まっているので手触りがとても滑らか。ツルツルということはひんやりと感じるということでもあります。
メープル

スベスベしているのは?

ツルツルというほどではないけど滑らかなのはウォルナット、チェリー、ブナでしょう。
ウォルナットチェリーブナ

サラサラしているのは?

クルミは表面が少し起毛しているので指先や掌で撫でるとサラサラとした感触です。 ちょうどスエードのようなイメージ。ぬくもりとやさしさを感じます。
クルミ

しっとりしているのは?

チークは油分を含んでいるので手触りがしっとりしています。
チーク

それ以外はふつうの、いかにも木という手触りです

ツルツルでもサラサラでもしっとりでもない、いかにも木というようなほどほどの感触を指先に感じる木。
ナラタモクリ
 
パイン 

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(8)イメージ、雰囲気で選ぶ

タモは明るくカジュアル、クルミはミルクティーのように暖かくて優しい。 メープルは上品で清潔感と透明感があり、ウォルナットはシックでアダルト、クリは渋く「和」そのもの、チェリーは洋風で華やか。 チークは別格でゴージャス。そしてナラは雄大で包容力があってどんなインテリアにも合う。
タモの材木です。 まっすぐ育つ木なので材としても素性がいいのがタモ。 広葉樹の中ではクリと同じぐらい軽く、色合いはくすみのない明るい黄色系。

男性的で精悍で力強い、それがウォルナット。

一方、華やさと鮮やかさを合わせもつチェリーは女性的。 経年で色濃くなると雰囲気はぐっと落ち着きます。
淡いピンク色をしたピンクブナ。
メープルには赤がよく似合う。
バニラのアイスクリームにイチゴがよく映えるように。
 

和か洋か

家具を置く部屋が洋室なのか和室なのかで合う木、合わない木があるということもあります。 明らかに和なのはクリ。上述のように木目の主張が強いこと、色味が渋いことがその要因です。 一方、洋の空気をまとうのはチェリー、ウォルナット、メープル、ブナ。 ウォルナットの色は日本で産する木材にはない色であること、チェリーとブナは赤味が入っていて華やいだ雰囲気があること、メープルは色的にはウォルナットとは対照的ですが古来日本の空間にはない木というのがその理由。 和にも洋にもつかないのはチーク、ナラ、タモ、クルミで和室洋室どちらに置いても違和感がありません。
洋のテイストが強いチェリー、ウォルナット、メープル、ブナ


どちらともつかずチーク、ナラ、クルミ、タモ


和のテイストが強いクリ

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(9)木と木を比較する

硬いとか柔らかいとか、ザラザラしているとかしていないとか、軽いとか重いとか、比較する相手があってこそはっきりと「ああなるほど、確かに」と感じられるものです。 この木とこの木の違いは?とよく質問されることの多いものについて説明します。

チェリーとナラ

Q.材質が硬いのはどっち?
A.チェリー、ナラはほぼ同じような硬さです。
いずれも家具材としては硬すぎず柔らかすぎないふつうの硬さ。 何かモノが当たったからといってすぐに凹むとか傷がつくということはありません。 頭とか脚の向うずねとかをぶつけるとそれなりに痛いですが、そこは木ですから金属やコンクリートにぶつかった時の衝撃に比べればやさしい感触です。 木の中ではボーリングのレーンに使われるメープルがかなり硬いですが、チェリーやナラはそこまで硬くはありません。 手触りの違いを言えばチェリーはキメの細かさを感じます。 ナラはそれに比べるとややザラつく感じです。 しかしそういった感覚はよほど指先に神経を集中させた時に感じるもので、ふだん使っている分にはどちらも滑らかな手触り、肌触りです。
Q.使い込むことで出てくるそれぞれの特徴は?
A.チェリーの特徴はなんと言っても色合いの変化。 家具が届いた時に写真を撮っておいて見比べるとその変化がよくわかります。 1~2週間でも違いに気付くし、半年あるいは1年も経つと色の変わりようがはっきりします。 ブラウン系と言ってもよくある木の茶色とは異なり、赤味がかったブラウン。 単色でない味わいの深い色です。

一方ナラは初め肌色にも似た茶色(ケント紙の色合いに似てるかな)なのが使い込むほどに色濃くなってきます。 ややこげ茶がかった色になります。

家具とインテリアのコーディネートの観点から見ればナラは和だろうが洋だろうがどんなインテリアにもあわせやすい木です。 チェリーは洋限定という印象。
 

メープルとブナとチェリー

Q.色合いが似ている?
A.この3つは木の質感、雰囲気の点で似ていると思います。3姉妹のイメージ。 成長するにつれ個性がはっきりしてきます。

木を削った当初、つまり家具が出来立ての頃なら明るいオレンジ系のチェリーと淡いピンク系のブナ、そして白にほんのりとピンクをのせたようなメープルという具合に共通点が感じられますが、時を経るにしたがってそれぞれが特徴的な色の変化を見せるからです。 チェリーは数ある家具用材の中でもっとも変化が著しく濃いレッドブラウンになり、ブナは黄色味を帯びてきます。 メープルも同様にイエローがかってきますがブナと比べると最初が白い分だいぶ薄い感じです。

色白で上品でおとなしい長女メープル、ナチュラル志向で健康的な次女ブナ、華やかで行動派、日焼け肌の三女チェリーといったところかな。
 

ナラとクルミ

Q.手触りの違いは?
A.クルミはスエードのように滑らか、ナラは指先に細かいスジを感じます。

Q.色合いの違いは?
A.クルミはピンクとオレンジを混ぜて濃くしたような色、ナラはやさしげな茶色。 無垢の木は時とともに色濃くなっていくのが常ですが、クルミはけっこう濃くなり焦げ茶程度にまで変化します。

Q.木目の違いは?
A.ナラには控えめな木目が見られ、柾目の部分に出る虎斑(とらふ、ページ下に写真があります)はナラ特有です。 一方クルミの木目は色の濃淡の模様という感じです。
Q.重さの違いは?
A.こんな順番です。クルミは軽い木です。

メープル>チェリー>ナラ>クリ>クルミ>パイン
 
 

ナラとタモ

Q.色合いは?
A.どちらも淡い肌色系、あるいは薄いダンボール色でよく似ています。 違いはタモのほうが黄色味があります。 でも中にはナラそっくりなタモもあり、プロでも見間違うことがあります。

Q.手触りは?
A.似ています。両者を触り慣れた人であればナラのほうが滑らかさが強く、タモはやや疎な感じがすると気付くかも知れませんが、素人には手で触っただけでは区別がつかないと思います。

Q.木目の違いは?
A.木目も似ていますが、ナラのほうが全体的におおらかな感じ、タモは木目の中で色の濃淡がついていることもあり、それはナラにはない特徴です。
Q.重さの違いは?
A.ケースバイケースです。ナラのほうが重いときもあればやたら重いタモもある。
 

オークとナラ

Q.英語で言えばどちらもOAK、どこが違うの?
A.オークはホワイトオークとレッドオークに大別されます。
ホワイトオークとナラ、この2つは色、木目、雰囲気はまったく同じと言っていい。 違うのは重さと硬さ。ナラもけっこう重量感のある木ですがホワイトオークのほうがより密度が高く、ずっしり重い。 硬さもそれに比例する感じです。気候や土壌の性質などの生育環境の違いや遺伝子の関係からこういう差異が生じるんだろうなあ。

一方のレッドオーク、同じオークと名がついていてもホワイトオークとは対照的で、ナラよりも色が濃くて柔らかめ。

ただホワイトオーク、レッドオーク、ナラ、いずれにも限らず同じ種類であっても木の性質には幅があるので比較的重くて硬いナラと軽めのホワイトオーク、色が薄めのレッドオークを並べると外見が似ているだけに非常に区別しづらいです。
 

クルミとウォルナット

Q.どちらもクルミ。材としての違いは?
A.手触りや細かく起毛したような表面の様子はよく似ています。 大きな違いはやはり色です。クルミはミルクティのような暖かでほんわりとした色、ウォルナットは紫を相当濃くしてほとんど黒に近くなったような色をしています。 この違いを生み出す色素の成分がおそらく関係をしているのでしょう、重さと硬さはウォルナットのほうがあります。 黒は締まって見えると言いますがウォルナットは見た目だけでなく性質的にもクルミに比べて引き締まった印象です。
クルミの材木です。 ウォルナットもクルミの仲間ですがカグオカではウォルナットはウォルナット、オニグルミをクルミと呼びます。

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(10)木と木の相性で選ぶ

木の色合いや木目などにより、この木とこの木は合わせやすいということがあります。 例えばダイニングテーブルと椅子を考えた場合、両者を同じ木で揃えれば相性バッチリであることは勿論ですがただそれだと面白みがないので違う木を選んでみようかということがあります。 あるいは木のフローリングの床の上に置く家具が欲しいときにどの木で作ればいいか迷うこともあるでしょう。
組み合わせを考える際のポイントは

色の系統

色を濃くしていったとき、あるいは薄くしていったときに延長線上で重なる木は合わせやすい。

木目の系統

木目にも種類があって、規則正しい模様を描くもの、うねりが強いもの、木目が目立つもの、目立たないものなどがあります。 木目の主張が強い木同士は要注意。木目の系統が同じか、あるいは木目がにぎやかな木には静かな木という組み合わせが合わせやすい。

微妙に似ているのは難しい

例えばナラとタモ、色が近くて木目も近い。 合うと言えば合うし、違和感があると言えなくもない。 あるいはチークとウォルナット、どちらも色が濃いけど系統が違う。 こういった場合、より違いがはっきりした木を合わせたほうがすっきりしてきれいかなと思います。
この3つが基本線です。
これらを踏まえつつ、家具の大きさや他のインテリアとの兼ね合いによって総合的に判断するとよいでしょう。

注意点

「この木とこの木は合いますか?」とよく聞かれます。 木だけを見ればここで説明しているとおりですが、現実の家具の木合わせは木だけで判断できるわけではなくケースバイケースであることをご理解ください。 お住まいごとに空間の形状、間取り、動線(どちら方向からの目線を優先するか)、対象となっている木のサイズ、壁や床の様子、カーテン、家電、ひいてはその部屋だけでなく住宅全体のテイストなどが違うのですから当然です。
ではここからいくつかの典型的な組み合わせ例を挙げます。参考にしてください。

チークとナラ

チークの上にナラナラの上にチーク
チークとナラの組み合わせ
北欧家具によく見られる組み合わせです。 濃い色のチークとマイルドな茶色のナラが溶け合うようなハーモニー。 例えればナラはキャラメル、チークはチョコレート。 しかし決して甘くない、大人の味わいです。
チークのテーブルとナラ(オーク)のチェアの組み合わせ。このダイニングセットについて詳しくはこちら。 チークとナラ(オーク)の組み合わせ例その1
チークとナラ(オーク)の組み合わせ例その2 今度はナラのテーブルとチークのチェアの組み合わせ。このダイニングセットについて詳しくはこちら。
 

チークとメープル

チークの上にメープルメープルの上にチーク
メープルのフローリングというケースもあります。 ナラよりもメープルの方が白い分、コントラストがよりはっきりします。 チークの重厚感とメープルの上品さ、軽やかさが合わさります。
メープルのテーブルとチークのチェアの組み合わせ。このダイニングセットについて詳しくはこちら。 チークとメープルの組み合わせ例
 

ウォルナットとメープル

ウォルナットの上にメープルメープルの上にウォルナット
上の例のチークがウォルナットに変わるとこんな感じ。これもコントラストがきれい。
ウォルナットのシックなイメージがプラスされます。
メープルのテーブルとウォルナットのベンチの組み合わせ。このダイニングセットについて詳しくはこちら。 メープルとウォルナットの組み合わせ例
 

チェリーとメープル

チェリーの上にメープルメープルの上にチェリー
メープルとチェリーの組み合わせ
チェリーとメープルはこんな感じ。チェリーは経年変化による色の変化が著しい木で、色が濃くなった後は色の薄い木とコントラストがはっきりします。 チークやウォルナットと比べるとチェリーは赤味が入っているので華やかな印象です。
 

メープルとナラ

ナラの上にメープルメープルの上にナラ
メープルとナラの組み合わせ
ナラとメープルはこんな感じ。キャラメルとミルクのような関係。思い出してください、チークはチョコレートでした。 つまり濃淡のレベルが1つ下がるとこうなります。ほんわりとパステル調というか、やわらかいイメージです。
番外編として、これはスービーの丸脚を削ったときに出た木屑。上がナラ、下がメープル。違うんだなあということがこれでもわかるでしょ。
メープルとナラの組み合わせ例 メープルのテーブルとナラ(オーク)のチェアの組み合わせ。このダイニングセットについて詳しくはこちら。
 

ナラとウォルナット

ウォルナットの上にナラナラの上にウォルナット
ウォルナットとナラの組み合わせ
ウォルナットとメープルよりコントラストを一段下げた関係。マイルドで落ち着いた印象です。

ウォルナットとナラの組み合わせ例
ウォルナットのテーブルとナラ(オーク)のチェアの組み合わせ。
このダイニングセットについて詳しくはこちら。

 

クルミとウォルナット

ウォルナットの上にクルミ
濃淡の違いこそあれ共にクルミ科の木なので質感が同じです。それだけに両者の組み合わせはごく自然な印象。
 

チェリーとウォルナット

ウォルナットの上にチェリーチェリーの上にウォルナット
床がチェリーというお宅はけっこうあります。 そこにチェリーの家具を置くのは勿論OK、濃色のウォルナットのテーブルやチェストを合わせるとミッドセンチュリー系のシックでモダンな雰囲気を醸し出します。 床がウォルナット、その上にチェリーの家具というパターンもまた良し。

ウォルナットとチェリーの組み合わせ例
ウォルナットのフローリングにチェリーのテーブルの組み合わせ。
このテーブルについて詳しくはこちら。

 

チークとウォルナット

ウォルナットの上にチークチークの上にウォルナット
どちらも色の濃い木で、片や茶系統(チーク)、片や紫系統(ウォルナット)と印象が異なります。 合わせることはできますがむずかしく、ご覧のように互いが主張し合い、下手をすれば不協和音を奏でてしまうので高度なコーディネートセンスが必要です。 そのかわりうまくいったときは重厚で落ち着いた感じの空間になります。

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(11)値段で選ぶ

自然物ですから品質やサイズは一定ではありません。 どんな木にも当てはまる一般論としては曲がってるものよりまっすぐな木のほうが高い、薄いより分厚い木のほうが高い、幅狭より幅広の木のほうが高い、短いより長い木のほうが高いという目安があります。 また忘れてならないのが流通量。木と言えども経済商品ですから需要に比して供給が不足していれば高い。 それにリンクして木の種類による高低があるわけです。

高価な木の代表は断トツでチーク、2位を大きく引き離しています。 材としての魅力、優秀さと稀少性がその要因で、供給難により近頃さらに価格が上昇しています。いまに手の届かない木になってしまうかも知れません。 次いでウォルナット、3番手がチェリー、メープル、次いでナラ、そして安いのがタモです。 しかし基本的目安として先述した要素によって例えば長さ1000×幅200×厚さ30のウォルナット2枚と長さ1000×幅400×厚さ60のナラ1枚を比べた場合にナラのほうが高いということはよくあることです。 クリ、クルミは供給が不安定なのである時はある、ない時はない。価格も時価的な面があります。

くれぐれも言っておきます。高い木がいい木で安い木が悪い木では決してありません。あなたのイメージにあった木こそが一番です。

高い チーク
  
 ウォルナット
 メープル、チェリー
 ナラ、パイン、クリ、クルミ、ブナ
 タモ
 
 供給不安定につき価格変動あり。

ウォルナットの材木です。 色の濃さが特徴のウォルナットですがベースカラーは黒でも茶でもなく紫です。 なお材によって濃淡にばらつきがあります。

ウォルナットは黒じゃない。黒いのはコクタン。

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木は収縮と膨張を繰り返す

木は自然のものだから家具となった後でも空気が乾燥していれば縮むし湿気が多ければ膨張します。 時にはねじれたり反ったりもします。これらを総称して木が「動く」と言い、動きの激しいことを「暴れる」と表現します。 ですから無垢の木を使って引出のある家具を作れば季節のめぐりとともに開閉しづらくなることもあるし、耳をすませばどこかしらから「ピキピキ」と木が動く音がすることもあります。 それが無垢であることのひとつの証と言えます。
ホオの材木
狂いが少なく軽いわりに硬さもあってそのうえキメが細かい。 木目も全然目立たない。 引出内部にうってつけの木です。
となれば木を使う以上程度の差こそあれ「動き」は避けられないものであること、そのうえ節もある割れもある。 したがって工業製品のような画一的な「性能」を求めるのは違うことがご理解いただけるでしょう。 それでも使うのはそれを補って余りある魅力、すなわち暖かい手触りであり見た目の優しさであり他の素材には代えがたい存在感を木が持っているからです。
 
 

番外 木の名前で選ぶ

あるんです、ベビーチェアやキッズチェア、デスクなどをご注文くださる方が子供さん、お孫さんの名前にちなんだ木を選ばれるということが。 これも立派な選択理由だとわたしは思います。
クルミくるみ(胡桃)ちゃん


メープルかえで(楓)ちゃん、ふうか(楓花)ちゃん


チェリーさくら(桜)ちゃん、さくらこ(桜子)ちゃん
 

おまけ 製材所の見学

カグオカが使っている木材はナラの一部、クリ、ホオは国内産、それ以外は海外から輸入されています。 お世話になっている木材業者はいくつかありますが北海道旭川の業者を見学した様子を紹介します。 この業者は現地で製材されたものの輸入のほか丸太で持ってきて自社製材もしています。

これは丸太で持ってきたナラ。

ゴロゴロと転がり、この先へ行くと大きなノコで板状に製材されます。

板になった材は屋外でしばらく待機の後、

人工乾燥用の窯で数日熱します。

開けると湯気が立ち上る。

一方、製材状態で輸入された材木は

樹種ごとに分けられて出荷の時を待ちます。

カグオカ行きのナラ、メープル!

まだ雪が残る早春の北海道旭川の製材所でした。

 

百聞は一見にしかず。

ボリューム感のあるウッドブロックもご用意しました。
それなりの大きさと重さがあって木の個性をより強く実感できます。

ご検討にとても役立つ木のサンプルはこちらでお買い求めいただけます。

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