クリ李朝風ちゃぶ台
カグオカの李朝風ちゃぶ台。

なんとも渋く、味わいの深い姿です。

直径は67cm。

気になるのはこの色?
はい、クリの木の成分に溶液を反応させた自然染色です。
カグオカ・オリジナル。

天板の縁の立ち上がりがまた。

裏はこう。4本脚それぞれを立て伏せします。

木製ボタン。小気味いい音がします。

何かのオブジェのような美しさ。

壁に立てかけて。

厚み7.5cmの薄さ。

わびさびの境地にあるちゃぶ台です。
木の種類:クリ
サイズ:φ670mm H240mm
仕上げ:オリジナル黒サビ染
李朝家具レポート

陶磁器や家具に代表される李朝工芸ですが李朝の前の時代、すなわち高麗(こうらい)時代の気品に満ち優雅な作風に比べると粗雑であると評されます。 いくつか考えられるその原因のひとつは外国からの圧力や内政不安が重なったせいで工芸に打ち込む余裕がなかったこと、もうひとつはこの時期に国教が仏教から質素・清廉を旨とする儒教に変わったこと。 こうした時代背景から生まれた工芸は実用性が追求され、華麗な装飾のない様子が見方によっては粗雑とされたのです。

では家具に絞って話します。
当時の朝鮮半島に産する木材は決して潤沢ではありませんでした。仕上げについて本格的な漆塗りはごく上流の用品に限られ、ほとんどは生漆あるいは荏の油や桐油などの簡易塗装で済ませてしまってあとは使い手の日々の拭きならしに任せたようです。 それによって木のもつ本来の美しさが時間の経過とともにあらわれたのです。

家具に男性用、女性用とはっきりした区別があったのも特色のひとつです。書物机、硯箱、書棚、状差し、など男の部屋に置かれる家具は金具も控え目で簡素質朴を旨とします。 一方じょせいの居室の衣装入れのバンダジの前面を飾る真鍮や鉄、あるいは白銅などの華やかな金具は地方的な特色をもつだけでなく、ひとつひとつ意匠を凝らし女主人の好みを表しました。

李朝家具は製作方法によって板同士をつなぎ合わせる方法と4本の柱を中心に板をつなぐ方法とに大別されます。 そして前者の方法を用いて作られたのがウィッダジと呼ばれる扉が天板についた箱あるいはアブダジと呼ばれる扉が正面についた箱です。 アブダジは正面の板の半分を開けたり閉じたりすることからバンダジ(半閉櫃)とも呼ばれます。

一方後者の方法を用いて作られたのは書棚・冊棚(チェクジャン)や薬箪笥、食器棚などです。家具作りに用いられた木は多様で、マツ、ケヤキ、アオギリ、カキ、チャンチン、ナシ、クルミ、エンジュなどあらゆる雑木が対象となりました。 ひとつの家具の中でも異なる木を使用する場合も多かったようです。

デザインは素朴でシンプル、あえて装飾と言えば木目を生かすことで自然の美しさを取り入れたことぐらい。では用途別に特徴を見ていきましょう。

バンダジ バンダジ→
箱型の家具を韓国では櫃(グェ)と呼びます。上述のとおりグェにはウィッダジ、アブダジ、バンダジの区別がありますが、日本では総称してバンダジと呼んでいるようです。

チャクジャン ←チェクジャン(冊棚)
儒教文化では男女が別々の空間で生活をします。男性の生活の場(サランバン)に置かれ、好学の象徴として丁寧に扱われた書物を保存しておくための棚がチェクジャンです。書物は立てずに積み重ねていたそうです。

ソアン ソアン(書案)→
読み書き用の低い小机です。天板の両端を上に巻き上げたような形が特徴です。


ジャン ←ジャン
箪笥の類です。あちらでは台所の煮炊きの熱を室内の床に伝えて暖をとるオンドルすなわち床暖房の構造のため、総じて家具には底面が床に接しないよう脚がついていました。また、部屋に押入れがないためさまざまな収納用の箪笥が用いられました。箪笥は家族がくつろぐ場所を兼ねた女性たちの部屋(ネーシル)に置かれました。



盤 盤→
長幼の序、男女の別といった儒教思想によって食卓は1人膳が主流でした。形は円形、長方形、多角形、半月形とさまざまですが脚部に見られる虎の足に似せた虎足盤、犬の足に似せた狗足盤、馬の足に似せた馬足盤などの工夫が特徴です。

 

Price of ちゃぶ台(クラシックタイプ)
 
材質:すべて無垢の木で製作。
天板と脚部との接合にネジを、折りたたみ脚の回転軸に金属棒を使用。
直径φ:クラシックタイプの直径は670mmのみ。
これより大きなちゃぶ台はハイブリッドタイプかスタンダードタイプを
お選びください。
高さH:240mmのみ。
仕様:・天板は李朝風ちゃぶ台のみ掘り込み、縁が立ち上がります。
・脚は1本ずつ単独で折りたたみます。
 
仕上げ:オイルフィニッシュのみ、ウレタン塗装不可。
黒ちゃぶ、茶ちゃぶ、李朝風ちゃぶは染色後にオイルフィニッシュ。



タモ、ナラ、ブナ
160,000円



クリ、メープル、チェリー
170,000円



ウォルナット
180,000円



黒ちゃぶ、茶ちゃぶ
(クリ + オリジナル染色)
230,000円



チーク
310,500円



李朝風ちゃぶ
(クリ + オリジナル染色)
280,000円



消費税・送料別の価格です。(2017.10.1現在)


受注停止中

  

ユーザーレビュー(抜粋)

K・Nさん | 東京都江戸川区 | チェリーちゃぶ台ハイブリッドタイプ
φ900×高さ320
new!

無事にチェリーちゃぶ台ハイブリッドタイプを届けていただきました。 ていねいな説明書とメンテナンスオイル、手書きのお手紙もありがとうございます。

さて、届いたちゃぶ台、
期待通りの素晴らしいつくりに「やはりカグオカさんにして良かった」としみじみ思いました。 もの作りを生業としている方からすれば納期がずれてお客さんを待たせることは本意ではなかったかもしれません。 でも待つ時間も楽しかったですよ。 むしろ決して妥協を許さず納得いくものを作り届けるという姿勢にすがすがしささえ感じました。

本当に、このちゃぶ台はおっしゃる通り、たたずまいが美しく軽快でスタイリッシュ。 天板もつぎ目のところがすごく自然で色みに違和感が全くないのですね。 これだけの材を揃えて木目をぴったり合わせて接ぐことが、まず相当大変なのではないでしょうか。 (素人が生意気にすみません。) しばらく見とれていたら「あ、お馬さんならサラブレッド(しかも、とびきりの。)と思ってしまいました。 細い脚に美しい毛並み(木の肌)。 繊細そうに見えて凛としている。

今回、ちゃぶ台を買うにあたり他の家具屋さんのHPもたくさん参考にさせてもらいつつ何度も何度も悩みました。 金額だけで言うならもう少し買いやすいお値段のところはいくらでも見つかります。

それでもどうしてもカグオカさんが良かった。
というよりは「カグオカさんじゃなきゃイヤだった」のです(笑)。 それだけに、とてもとても嬉しかったです。 本当はショップに足を運べればもっと良かったのでしょうがHPからも熱い思いが伝わってきて、そういう意味での不安はいっさいありませんでした。
このご縁を大切に、永く大事に使おうと思います。このたびはありがとうございました。 また何かありましたらどうぞよろしくお願い致します。

末筆ながらみなさまのご健康とご多幸を心よりお祈り申し上げます。

M・Nさん | 東京都江東区 | チェリー長方形ちゃぶ台W900×D560×H330new!

部屋の空間としては六畳程の広さ。 基本一人用で考えておりましたので最初は一番小さなサイズでオーダーしようと思っていましたが岡本さんと相談の上、一回り大きい幅90cm×奥行き56cm×高さ33cmのちゃぶ台に決めました。

まず部屋に運ばれて来た時の印象。 他の家具と喧嘩しません。 シンプルなデザインの中に品の良さありHPから何度も写真を拝見しておりましたが実物はもっと素敵なお品物に仕上がっておりました。 まっすぐな直線と扱いやすいようにと円く角を取った部分、どこを触っても鋭利な部分はありません。 なでていて気持ち良いです。 表からみた美しさはもちろん、ちゃぶ台をひっくり返し脚をたたむ部分・ストッパー部分、何処を見ても美しい手仕事に感動の連続でした。

用途は日々の食事、ときどき手芸(編み物やミシン)。 こちらは2,3人自宅に招いてご馳走を並べてもいい具合にお皿が乗せられるサイズ。 大きすぎず小さすぎず、使い勝手の良いサイズですね。高さも33cm、お皿を並べた時にも圧迫感ありません。 チェリーというオレンジがかった木材、和食器も洋食器もすんなり受け入れてくれるので万能ちゃぶ台としてこれから大活躍です♪

決してお安い家具ではありませんがこれは一生モノですね。 カグオカさんの手によって生まれたこのちゃぶ台をこれからは我が家で大事に育てていきます♪ 扱っていく上でまた相談などさせていただくかと思いますがこれからもどうぞ宜しくお願いいたします。

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